鹿児島県曽於市岩川に鎮座する「岩川八幡神社」です。

こちらは南九州の古代人の歴史を語る上で重要な資料的な価値のある神社なのです。
というのも鹿児島、宮崎に残る『弥五郎伝説』の由緒社でもあるからなのです。
下の御由緒書きにもありますがこの神社の大祭(例年11月3日)に『弥五郎』をかたどった大人形を曳いて岩川の街を練り歩きます。これを『弥五郎どんの浜下り』と言いまして見物客は例年10万人を超えます。
大隅地方の大きな祭りのひとつでもあります。

 南九州の人々に縁極めて深く、昔から非常に親しみのある神社です。




 勾配緩めの参道石段を上がると社域です。右は国家にもうたわれている「さざれ石」です。






 






 伝説の主役「弥五郎どん」についての掲示です。諸説ありますが「弥五郎」は

1.隼人の首領(クマソタケル?)
2.竹内宿禰(タケウチスクネ)
3.西洋人 
4.ダイダラボッチ 

という大胆な説もあります。こちらで大祭の時に曳かれる「弥五郎どん」の大きさは高さ4.85m で4.25mと2.85m の大小の脇差を腰にさしています。かなりの大きさです。この「弥五郎伝説」については諸説ありいろんな方が研究されており興味深い題材です。私も今後、リサーチしてみようと思います。