蒲生八幡の名物と言えばこの「大楠」です。公的には樹齢1500年と言われていますが3000年を経過しているという説もあり、日本ではもちろん、東南アジアを含めても最大クラスのクスノキであろうと思われます。
蒲生八幡の創建が保安4年(1123)2月21日、蒲生院の総領職であった蒲生上総介舜清(かもうかずさのすけしゅんぜい)が、豊前国宇佐八幡神宮を勧請したとありますので
今から880年以上も前ですがこの時にはすでにこの「大楠」はあったわけです。
大楠の樹齢は公証でも1500年ですから少なくとも創建当時でも700年以上の古木であったわけです。実際、御参りするとわかりますが確かに日本一の楠として貫禄は十分です。その様子は、まるで「ジブリ」作品にでてきそうな『大楠』(おおくす)です。まさに年輪を感じます。この大木には下部に空洞があり人1人が住めるほどの広さがあります。 |