京阪電車「八幡市」駅を下車してすぐにある一の鳥居です。ここから御鎮座地「男山」の入り口です。通常であれば、ケーブル車を登ります。
八幡宮にみられる鳥居に掲げてある扁額。八幡の「八」の字は鳩になっています。



 日本三大八幡の「石清水八幡宮」です。関西に行ったら必ず御参りしたい神社です。
この神社のある「男山」(おとこやま)は京都と大阪の丁度中間にある「八幡市」(ヤワタシ)にあり、文字通り昔からこの八幡さん中心の街であり、京都での八幡信仰の拠点となったところであります。また、この御鎮座地は京都の南西・裏鬼門にあたり、木津・宇治・桂の三川の合流点を挟んで天王山と対峙する交通の要地、政治上の重要な拠点に位置しています。
また、古くから源氏の氏神様として信仰厚く壺井八幡宮で元服の報告をして「八幡太郎」と称したのは有名な話ですが、壺井八幡宮はこちらの神社の御勧請神です。
 この八幡様にはこの時がはじめての参拝となりました。以前申し上げたとおり、5年ほど関西在住しておりましたが1度も御参りする機会がありませんでした。誠に残念。今回の参拝のきっかけは地元「帖佐八幡神社」との関係にありました。帖佐の八幡様は私の尊敬する「島津義弘公」が現役の頃、最も崇敬した神社であり、私自身も地元鎮守社として崇敬している神社の1つでして、その親神様である「石清水八幡宮」への参拝は報恩の意味も込めて重要な参拝となったような気がしましてお参りさせていただき大変満足することができました。
 参拝してみて思いましたが、この石清水八幡の鎮座地「男山」は帖佐八幡のお山となんとなく似ているような気がして参道を歩いていました。鳥居をくぐり御拝殿をみて直感的に感じ確信しました。

「ああ、やっぱり親神様だ!」不思議な感覚でした。



 「男山ケーブル」に乗りおよそ3分で頂上に着きます。頂上から本殿までの参道はうっそうと茂る樹木が涼しげです。

参道に古くからある、石の鳥居です。
  こちらから御本殿に向けての敷石の参道
にはたくさんの石灯籠が並んでいます。

 御神門です。八幡社独特の朱塗りの楼閣造りです。取材時、御本殿を含む御社殿を改修中であります。

 こちらが一部改修の終了した、御本殿です。塗装も完璧です。朱塗りに艶があり極彩色の彫刻もすばらしく金色の金具もまばゆいほどの輝きを見せています。
撮影時の天候もすこぶる晴天も手伝って、美しく聳え立つ御本殿の楼閣はさらに美しさを増していました。雨男「隼風」としては珍しい好天候です。
御祭神は八幡様なので御本殿中央に八幡大神様(誉田別尊)西に比淘蜷_様(宗像三女神)東に息長帯比賣命(神功皇后様)となっています。
こちらは総本社「宇佐神宮」と異なり八幡大神様が御拝殿中心に御鎮座なさっています。
これが本来の八幡神の神社の形ではないでしょうか?

 ご案内のとおり、一部改修中でした。所々にシートがかけられています。
御本殿まえの賽銭箱は工事中の為、手前の仮設の拝殿前にあります。
いろんな角度でその趣を変える不思議なお社です。それにしてもすばらしい!!